全世界にインデックス投資をするなら先進国と新興国に分散投資
全世界株への分散投資を考えている方向けです。
eMAXIS Slim(イーマクシススリム)の商品を例に、
全世界株式に投資するより
先進国と新興国の株式インデックス2本で投資するほうがおすすめな
理由を書いています。
目次
先進国と新興国2本での投資がおすすめ
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)一本で投資するより
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
の2本での投資をお勧めします。
理由を書いていきますね
純資産の面で有利
純資産
純資産が高いと、簡単に言うと薄利多売が出来るようになります。
信託報酬(手数料)が将来的に安くなる可能性が高くなります。
結論から言うと純資産が少ないと
- 強制償還されると面倒
- 損をする可能性あり
- 商品の人気が無い
となります。
純資産が低いと、途中で償還されるリスクが出てきます。
償還とは、ファンド自体が途中で解散し、強制的に現金に戻されることです。
その現金をまた投資する手間があります。
投資は安い時に買い、高い時に売るのが良いですが、望まないタイミングで現金化されることで、損をすることが多いです。
また、つみたてNISAの場合、償還されてしまうと、
せっかく何年も積み立てた枠を使えなくなるので、再投資は、特定口座になります。
NISAの非課税枠じゃない場合は、償還され現金化する事により利益の20%を税金で取られます。
税金は出来るだけ後に回したほうが運用益が良くなります。
そして純資産が少ないと言う事は商品自体の人気が無いと言う事です。
純資産の比較
先進国株式インデックス 458億円
新興国株式インデックス 165億円
全世界株式(除く日本) 60億円
全世界株式(オール・カントリー) 40.45億円
一目瞭然ですね。
全世界株はあまり買われていないようです。
全世界の除く日本とオールカントリー2つを合わせても
新興国株式より純資産が少ないというのが、人気の差を表していますね。
先進国株式はeMAXIS Slimの中で純資産ナンバーワンです。
全世界株式(オール・カントリー)のポートフォリオ
2018年11月時点での割合です。
小数点は四捨五入しています。
先進国 82%
新興国 11%
日本 7%
で運用されています。
こうしてみると、8割以上先進国ですね。
先進国株式が人気な理由も分かります。
投資割合の考え方
僕は日本円と言う資産を持っているのと、日本株は長期的に衰退すると思っているので、日本株は除きます。
10%単位で分ければ良いと思っているので、抜いた日本株分を新興国に移動して
先進国80%
新興国20%
と考えました。
これはあくまで僕の考えなので、
投資割合については、自分で決めるのが良いですね。
投資バランスが崩れたら?
僕ならリバランスしないです。
例えば先進国の成長が良く新興国が不調な場合
先進国80%新興国20%で投資していても
先進国86%新興国14%とバランスが崩れてきます。
この場合リバランスするか問題です。
僕ならしないです。
リバランスすると言う事は、儲けている商品から儲けていない商品に
移動させると言う事です。
リバランスの手間をかけて損をしている商品に移動させる
と言うのは良くないと思います。
もし、
「今先進国が伸びてるけど、数年後には新興国がぐんと伸びるぞ」
という見通しが立てばリバランスも良いと思いますが、そうでなければ僕はやらないです。
おわりに
全世界の株式に投資するなら
先進国と新興国のインデックス2本に投資するのがおすすめです。
弱点は日本への投資が無い事ですが、
もし日本にも投資したいなら
先進国80%新興国10%日本10%で投資すればOKです。
商品ごとの比較が気になった方はこちらの記事をどうぞ
eMAXISSlim 11商品の特徴とおすすめをまとめました
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